潮間帯の生態学
1 月 5th, 2009
潮間帯には様々な生物が生息しています。
今回紹介する本は、潮間帯に生息する生物の生態を学べるものです。
(上)
第1章 海岸の環境:主要な環境傾度
第2章 海岸における生物の分布パターン
第3章 生物の帯状分布の成因
第4章 群集の動態
第5章 環境の物理的特性・生物的特性と協調して生きる
(下)
第6章 1つの生態系としてみた場合の海岸
第7章 人間の活動が海岸に与える影響
第8章 海岸を研究する
潮間帯、潮の干満の生じる浅い水深帯における様々な生物やその群集の生態学を記した本です。
ここでの生物群集は、その水深ごとにきれいな帯状に分布しています。
そのわけは、たくさん要因がありますが、一つは干出やそれに伴う体温上昇に対する耐性、海水表層では、一般に塩分は低くなるのでそれに対する耐性など水質に係ることから、場の取り合いによる種間競争などが挙げられます。
そうした環境勾配による生物の分布特性や、その中で共生、競合しながら生息する生物種の特性など、実例を挙げながら分かりやすく記されています。
上下巻に分かれていますが、下巻は沿岸環境全般の話題や文献リストがまとめられていますので、是非上下巻セットで通読して欲しいものです。
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