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21st PROBLEM 海へ

21st PROBLEM―海へ21st PROBLEM―海へ2

21st problem

僕が海を好きなわけ
座間味にて
座間味論
公共事業を増やそう!?
三宅にて
イルカと遊ぶ
僕の日本列島改造論
ダムについて考える
海洋、河川、森林行政は、環境省へ移管せよ!
自然再生型公共事業「トトロの里山」〔ほか

21st problem(part 2)

奄美紀行
再生の思想
スナメリはどこへ行った?
脱二十世紀型構造―その改革プラン
沖縄と珊瑚
脱ダム宣言
地域振興論in沖縄
ブラック・ジャックの秘密
九州紀行
地域経済と公共事業と自然保護
沖縄移住計画
ヤンバルの西海岸で行われていること
海辺のきっ茶てん通信
海辺のぽんた放浪記 東海篇
自然保護区設定と地域の保障及び産業規制に伴う補償法をつくろう!
猛暑とハンマーヘッドシャークの関係
台風二十二号の脅威

少し中を覗いてみたい人は、こちら(Googleブック検索)よりどうぞ。

安定同位体スコープで覗く海洋生物の生態―アサリからクジラまで

安定同位体スコープで覗く海洋生物の生態
安定同位体スコープで覗く海洋生物の生態―アサリからクジラまで

I. 安定同位体比手法とは
  1章 安定同位体比分析を始める人たちへ(高井則之・富永修)
  2章 濃縮係数の変動性-魚類を例として(石樋由香・横山寿)
  3章 安定同位体比を用いた餌料源の推定モデル(笠井亮秀)
  4章 浜名湖におけるアサリの食物源 (青木茂)
  5章 河口汽水域を利用する魚類の食物源(伊藤絹子・掛川武)
  6章 干潟におけるシギ類の食物源としての底生微生物皮膜(桑江朝比呂)
II. 資源生態研究への応用
  7章 小型浮魚類の生態研究への応用-イワシ類を中心に(田中寛繁)
  8章 溯河性魚類による陸域生態系への物質輸送(帰山雅秀・南川雅男)
IV. 回遊機構の推定
  9章 有明海筑後川河口域におけるスズキの初期回遊生態(鈴木啓太・田中 克)
  10章 海鳥類・海亀類の回遊と摂餌特性(南浩史・清田雅史・宮本 波)
  11章 北西太平洋におけるミンククジラの摂餌回遊(三谷曜子・坂東武治)

安定同位対比は、自然界の物質循環を解析するための指標として、生態学・海洋学など、各方面で活用されていますが、応用例を総括した書は少ない。そうしたことにふまえ、本書は応用例を豊富に取り入れた安定同位体研究の入門書として出版されています。

元素の同位体比が示すもの

炭素安定同位体比は、食性の履歴
炭素同位体比は、動物の食物の履歴として重要です。 例えば牛や、家畜動物が食べた餌(牧草、穀物飼料等)は、動物の組織を構成する分子に取り込まれます。 このため、動物の組織の炭素安定同位体比は、食性を示す重要なものです。 炭素同位対比を分析すれば例えば糖類の由来(異性化糖か、はちみつ等のC3植物由来の糖かといった由来の違い)や動物の飼料(トウモロコシか、牧草か)の履歴などが明らかになります。 また同じC3植物でも生育状況での環境ストレスによる差が認められ、生育地域の特徴ともなります。
窒素安定同位体比は、窒素源の由来
窒素安定同位体は、土壌中の窒素の由来を示します。 そこで植物の窒素安定同位体比は、土壌窒素の由来を示す指標となります。 この為、農法の判別などには有効な指標となります。 ただし、根粒菌などの空気中の窒素を固定する細菌を有するマメ科植物の場合は、窒素源は、空気中の窒素と土壌中の窒素の両方に依存します。 この場合、空気中の窒素固定による窒素同位体比は、大気と同じという事になりますから、有機肥料などの影響は受けにくくなるので、注意が必要です。
酸素・水素安定同位体比は、生育環境・地域の履歴
一方、植物の組織を構成する分子中の酸素は、生成過程で、植物体内の水分子中の酸素が使われます。 つまり、植物の組織中の酸素安定同位体比は、植物が育った環境の水の安定同位体比を引き継ぎます。 このため、同じ植物の品種でも育った地域の水の安定同位体比の特徴が体内に残ります。 動物も同様に飲用水として取り込む環境中の水が体組織の分子に取り込まれます。

全・東京湾

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全・東京湾

第一章 現住所は東京湾
 1. お母さんイソガニの本能
 2. ハゼ公の水中ワンルーム
 3. イッカククモガニの思春期
 4. 風呂田先生のこと
 5. ヘドロの水中撮影技法
 6. カニの交尾シーン
 7. コウイカの黒い卵
 8. ビバ!東京湾の華たち
 9. カブトガニとロマンチック
第二章 湾一周
 1. 富津岬発、観音崎着
 2. 湾一周・補記
第三章 東京湾の漁法
 1. 勇壮なる海のワルツ-巻網漁
 2. 青潮という敵の影-アサリ漁
 3. 夜明けの生存競争-貝のもぐり漁
 4. 潜水艦も現われる風景-遊漁船業
 5. 海中の配線図-タコツボ漁
 6. 豊漁の証明と現実-底曳漁
 7. 板子一枚下は地獄-大自然と漁の定説
第四章 東京湾人生
 1. 船上のメリー・クリスマス-羽田沖の飯田昭三
 2. 美味いノリを作る永遠の老師-船橋の瀧口喜一
 3. 荒れた海を選ぶ孤狼-富津の森田勇司
 4. タチウオを追う夫婦舟-横浜・柴の小山「小金丸」
 5. 東京湾を継ぐ胎動-二一世紀の漁師
第五章 人と自然と東京湾
 1. 一月二日の「ふなゆえ」
 2. シベリアから来るスズガモ
 3. 大都会の古今物語
第六章 東京湾の魚は食えるか?
 1. 「浅草ノリ」を殺すな!
 2. 海から食卓までカレイを追跡
 3. 東京湾の魚は食えるか?
あとがき

10年間、著者中村 征夫氏がヘドロに埋もれながら写真を撮り、実体験をもとに書き記したルポルタージュです。目次からも分かるように、あらゆる生物を写真に収め、海と直接かかわる漁師達に耳を傾け、科学者よりも海を知る写真家かもしれません。最後に、「今後も彼ら(生物)の姿を追い続けることで、もっとも敏感に東京湾の環境の変化を読み取ることができるような気がする」とあります。見ることで生物と環境とのかかりを感じ取れるのは、長い時間/労力を費やして得られるものかもしれません。こういったところに長期的なモニタリングの重要性があると感じます。

生態系を蘇らせる

生態系を蘇らせる
生態系を蘇らせる

序章 今なぜ、生態系か
第1章 「ヒトと生態系の関係史」から学ぶ
第2章 生態系観の変遷
第3章 進化する生態系
第4章 撹乱と再生の場としての生態系
第5章 健全な生態系とは
第6章 巨大ダムと生態系管理
第7章 生態系をどう復元するか
第8章 生態系を蘇らせる「協働」
終章 生態系が切りひらく未来

〔持続可能性のための思想・科学・管理〕
トンボ、メダカ、ドジョウ、サクラソウ、アサザ、フジバカマなど、この数年、急速に姿を消しつつある、身近な生き物たちや草花。大量生産・大量消費・大量廃棄という、現代社会の危うさと空しさ。こうした生物多様性の急激な喪失は、生態系の健全さを失わせ、限界をわきまえない地球環境の過剰利用は、地球そのものを破壊する。非平衡、不安定、不確実という、生態学の提示する自然観は、生態系の複雑さと繊細さに、順応的に向き合うことを求める。霞ヶ浦の豊かな水辺の再生を試みる保全生態学の第一人者が、生態系を意識する社会の必要性とそのための方途を強く訴えかける、提言の書。

有明海の生態系再生をめざして

有明海の生態系再生をめざして

有明海の生態系再生をめざして

1章 有明海における物質循環と生物生産の特徴(有明海の概況物理 ほか)
2章 開発行為(有明海における干潟の減少ダム、川砂採取と河口堰、諌早湾干拓事業、ノリ酸処理剤、熊本新港)
3章 有明海環境異変とその要因(諌早湾干拓などに伴う潮汐、潮流、海洋構造の変化、有明海浅海定線調査データでみられる表層低塩分水輸送パターンの変化、有明海の流れの数値シュミレーション、水底質変化―ノリ漁業栄養塩・調整池水質と諌早湾水底質・有明海奥部貧酸素、底質の変化)
4章 有明海生態系異変とその要因(赤潮の大規模化とその要因、底生動物相の経年変化、魚類の変化、獲得量の変化)
5章 有明海環境変化と生態系異変の総括(有明海の漁業生産変動の特徴―瀬戸内海との比較、有明海奥部の水質変化 ほか)

先日紹介した有明海の自然と再生では、社会的背景と問題提議を中心とした本でしたが、今回紹介する本はそれに関連した学術的内容の濃いものです。物質循環と生物生産の観点から、過去から現在に至り何がどう変わって異変が見られるようになったのか、またこれを改善するための方策としてどうすればよいのかについて綴られています。最後に参考文献も一覧にまとめられています。

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