大学非常勤講師の現状を眺めて
2 月 18th, 2009
今朝、たまたま見かけたHPを紹介します。
■大学非常勤講師の実態と声 2007
- 55%が女性,45%が男性.
- 76%が日本国籍,24%が日本以外の国籍.
- 平均年齢は,45.3歳.
- 平均年収は,306万円で,44%の人が250万円未満.
- そのうち授業・研究関連の支出の平均は,27万円で,ほとんど公費は出ていない.
- 平均経験年数は,11年
- 平均勤務校数は,3.1校,平均担当コマ数は,週9.2コマ.
- 専業非常勤講師の96%が,職場の社会保険に未加入で,75%が国民健康保険,15%が扶養家族として家族の保険に入っている.国民健康保険料は,平均26.4万円 (平均年収の8.6%) と高額で,国民年金保険料 (年166,320円) とあわせると,年収の13%.非常勤先で社会保険加入を希望する人は,79%.
- 雇い止め経験のある専業非常勤講師は50%.
- 専業非常勤講師のうち,非常勤講師に労災保険が適用されることを知っているのは27%,年次有給休暇の制度がある大学もあることを知っているのは24%.
- 大学非常勤講師の労働・教学条件について不満のある専業非常勤講師は95%で,特に,雇用の不安定さ,低賃金,社会保険未加入,研究者として扱われないことなどに,不満を持つ人が多い.
2007年に関西圏大学非常勤講師組合が行ったアンケート調査結果です。平均経験年数は11年ということは、40歳前後ですよね。雇用の不安定さや低賃金は仕方ないにしても、保険については重大な問題です。zoobioは、独立行政法人某研究所所属で、賃金はべらぼうに安いですが、社会保険には加入できている分、良い環境なのかもしれません。特に掛け持ちされている非常勤講師の方は、研究できる環境があるのとないのとでは、雲泥の差のように感じます。アンケート調査結果には、生の声がたくさん掲載されていますので、厳しい現状をうまく乗り切るヒントが見つかるかもしれません。
高学歴ワーキングプア
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