
生態系を蘇らせる
序章 今なぜ、生態系か
第1章 「ヒトと生態系の関係史」から学ぶ
第2章 生態系観の変遷
第3章 進化する生態系
第4章 撹乱と再生の場としての生態系
第5章 健全な生態系とは
第6章 巨大ダムと生態系管理
第7章 生態系をどう復元するか
第8章 生態系を蘇らせる「協働」
終章 生態系が切りひらく未来
〔持続可能性のための思想・科学・管理〕
トンボ、メダカ、ドジョウ、サクラソウ、アサザ、フジバカマなど、この数年、急速に姿を消しつつある、身近な生き物たちや草花。大量生産・大量消費・大量廃棄という、現代社会の危うさと空しさ。こうした生物多様性の急激な喪失は、生態系の健全さを失わせ、限界をわきまえない地球環境の過剰利用は、地球そのものを破壊する。非平衡、不安定、不確実という、生態学の提示する自然観は、生態系の複雑さと繊細さに、順応的に向き合うことを求める。霞ヶ浦の豊かな水辺の再生を試みる保全生態学の第一人者が、生態系を意識する社会の必要性とそのための方途を強く訴えかける、提言の書。
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アセスメント, 生態系, 自然再生

海洋環境アセスメントのための微生物実験法増補・改訂版
総 論
1 章 微生物学的側面からの海洋環境のアセスメント(石田祐三郎)
基 礎 編
2 章 海洋の試料の採取法と化学物質の測定法
1 節 海水および底泥採取法
§1.海水のサンプリング法 (深見公雄)
§2.底泥のサンプリング法 (石田祐三郎)
§3.プランクトン採取法 (今井一郎)
2 節 海洋の化学物質の測定法
§1. 塩分(Salinity) (深見公雄)
§2. 溶存酸素(DO:Dissolved Oxygen) (深見公雄)
§3. アルカリ度(Alkalinity) (深見公雄)
§4. pH (深見公雄)
§5. 懸濁物重量(SS:Suspended Solids) (深見公雄)
§6. 海水中の懸濁態と溶存態の分離法 (菅原 庸)
§7. アンモニア態窒素 (菅原 庸)
§8. 亜硝酸態窒素 (菅原 庸)
§9. 硝酸態窒素 (菅原 庸)
§10.全窒素 (菅原 庸)
§11.リン酸態リン (近藤竜二)
§12.全リン (近藤竜二)
§13.硫化物(底泥) (近藤竜二)
§14.水中の植物色素(クロロフィル) (江口 充)
§15.水と泥の化学的酸素消費量(COD:Chemical Oxygen Demand)(江口 充)
§16.生物化学的酸素消費量(BOD)(江口 充)
§17.全有機態炭素量(TOC) (江口 充)
§18.n-ヘキサン抽出物(石油を含む) (川合真一郎)
§19.重金属 (山本義和)
3 章 海洋汚染指標としての基準微生物測定法
1 節 微生物実験の基本操作法
§1.微生物実験の特徴と注意 (藤井建夫)
§2.培地の調製 (杉田治男)
§3.微生物の計数法 (杉田治男)
§4.細菌の同定 (杉田治男)
§5.微生物の形態学的性質 (藤井建夫)
§6.微生物の生理学的性質 (藤井建夫)
2 節 環境微生物計数・分離法
§1.大腸菌群の計数・分離法と培地 (木村 凡・藤井建夫)
§2.直接計数法 (吉永郁生・前田俊道)
§3.赤潮微細藻類の計数と無菌培養法 (今井一郎)
応 用 編
4 章 各種環境微生物の測定法
1 節 環境微生物の計数・分解法
§1. 硝化細菌 (西尾孝之)
§2. 脱窒細菌 (西尾孝之)
§3. 硫酸還元細菌 (前田広人)
§4. 高分子分解細菌 (坂田泰造・吉川 毅)
§5. 好熱細菌 (坂田泰造・吉川 毅)
§6. 好冷細菌 (坂田泰造・吉川 毅)
§7. 嫌気性菌 (坂田泰造・吉川 毅)
§8. 光合成細菌 (坂田泰造・吉川 毅)
§9. バクテリオファージ (坂田泰造・吉川 毅)
§10.難分解性細菌 (川合真一郎)
§11.好圧細菌の計数・分離法 (中山昭彦)
§12.nonculturable bacteria 計数法(吉永郁生)
§13.赤潮・貝毒プランクトンのシストの計数 (山口峰生・今井一郎)
§14.従属栄養性微小鞭毛虫の識別と計数法 (今井一郎・深見公雄)
§15.海洋細菌の抗菌活性の測定 (杉田治男)
§16.アオコ形成ラン藻の計数と同定 (吉田天士・広石伸互)
2 節 環境微生物の分子識別法(1)細菌
§1.海洋細菌のゲノム DNA の抽出
(吉永郁生・内田 有恆・片野坂徳章・芝 恒男)
§2.16S rRNA 遺伝子(16S rDNA)の PCR 増幅
(吉永郁生・内田 有恆・片野坂徳章・芝 恒男)
§3.16S rRNA 遺伝子の塩基配列決定
(吉永郁生・片野坂徳章・芝 恒男)
§4.16SrDNA-RFLP法(吉永郁生・片野坂徳章・芝 恒男)
§5.16S rDNA 塩基配列情報に基づく分子系統解析
(吉永郁生・片野坂徳章・芝 恒男)
§6.DNA/DNA ハイブリダイゼーション (近藤竜二)
§7.LAMP 法による迅速・正確な遺伝子の検出方法 (江口 充)
§8.コロニー PCR 法による細菌16SrRNA遺伝子の増幅(北口博隆)
3 節 環境微生物の分子識別法(2)赤潮有毒微細藻類
§1.モノクローナル抗体法 (足立真佐雄・広石伸互)
§2.rRNA 遺伝子による系統解析 (左子芳彦)
§3.蛍光 in situ ハイブリダイゼーション法による分子識別(左子芳彦)
5 章 環境汚染物質と微生物の活性の測定法
1 節 難分解性化合物の分析法
§1.内分泌攪乱物質のin vitroスクリーニング法(川合真一郎)
§2.難分解性物質の分解活性試験法 (川合真一郎)
2 節 赤潮藻の増殖潜在力測定法 179
§1.AGP 試験(藻類増殖潜在力試験)(西島敏隆) 179
3 節 微生物の生産測定法
§1.有機物分解活性 (菅原 庸)
§2.光合成活性(一次生産) (深見公雄)
6 章 環境修復技術(バイオレメディエーション)
1 節 赤潮殺藻微生物計数法
§1.殺藻細菌と殺藻真核微生物 (満谷 淳・坂田泰造)
§2.微細藻類ウイルス (長崎慶三)
索 引
最近では、実験法や分析法などの本を読むことが少なく、ほとんど購入していなかったが、分野外の論文や報告書を熟読するにあたり、恥ずかしながらあまりにも微生物の実験や分析に関する知見に乏しいことに気付きました(薄々分かっていたことだが気付かないふりをしていた)。
この本は、大学生や大学院生向けにおそらく講義で使用されているもので、微生物に関わる研究者が執筆されたものです。海水や底泥の採取方法から基本的な水温、塩分、pHに始まり懸濁態や溶存態の物質の分析、そして後半は微生物の分析に関することまで述べられています。
論文等で○○法によってとか、○○の方法に従ってとか・・・まったく知らない分野での方法を用いられているとGoogle先生に頼りながら読むわけですが、埒が明かない場合が多く、結局方法論の書かれた本を探すことになる場合が多いです。
微生物に関する研究はしてないけど、海の研究者には一冊持っていても損はしないと思います。
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アセスメント, 微生物
これまで紹介した本は、学術的なもの多くありましたが、今回の本は韓国での大規模な干拓事業を通じて、様々な立場の人が様々な意見を持って生活する様子を描いたものです。

海を売ったひとびと
第1章 始華湖、巨大な問題の始まり
(始華湖はなぜ、何のために造られたのか?、災害としてみた環境変化と事業、調査と研究の方法)
第2章 暮らしは壊れて―オ島とヒョン島、住民たちの苦痛
(オ島とヒョン島はどのような島か、始華湖事業に対する住民の期待、事業施行以後の社会・経済的変化、始華湖事業に対する住民の現在の認識)
第3章 ブドウに希望を託した背景―マサンポ住民たちの夢と怒り
(マサンポの歴史・地理的背景、始華湖事業以前の社会・経済、始華湖事業直後の変化と住民の対応、ブドウの被害と住民達の生活、ブドウの被害に対する補償運動と被害調査)
第4章 過去の記憶と現在の暮らし―チファ二里住民たちの経験
(チファ二里の歴史・地理的背景、過去に対する地域社会の認識、地域共同体の弱体化と侵食、地域ならびに集団の文化、住民の適応方法と未来への展望)
第5章 結論にかえて―始華湖造成事業の問題点と課題
(始華湖問題の本質、環境権の侵害と被害補償問題、文化問題としての環境問題)
本書の事例に比較して、日本の例えば諫早湾の干拓事業とは、社会的、経済・産業状況、それに関わる人々の立場いずれをとっても異なると思います。
ただし規模は違えど、環境破壊に違いはなく、広大な干潟が埋立られています。
もちろん漁業者にとっては、漁場の縮小と、環境破壊の懸念に対して、事業者と対立することになりますが、国からの保証金によって折り合いがつき、事業は計画通り遂行されます。
果たしてこれでよいのだろうか、そんな答えを導いてくれる本の一冊です。
環境問題に関する研究者やNPO、事業者に是非読んでいただきたいと思います。

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アセスメント, 合意形成, 生態系