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瀬戸内海
海底境界層における窒素循環の解析手法とその実際
- 2009-01-09 (金)
- books
今回紹介する本は、これまでに体系だった調査や研究手法が乏しかった海底境界層について、その機能を評価する際の生物化学的な物質循環の調査を、どのような手法で進めるかを具体的に解説したものです。
ここでは調査対象海域として東京湾や瀬戸内海といった内湾や沿岸での底層と堆積物を考えています。
第1章 海底境界層における生元素の循環と生物活動―その研究の背景と問題点
第2章 境界層をめぐる物理環境の計測
第3章 底層から堆積物へのフラックス―セジメントトラップによる解析
第4章 海底境界層における有機物の分解・無機化と栄養塩のフラックス
第5章 生物群集の組成・現存量及び代謝活性
第6章 境界層とバイオターベーション
第7章 海底境界層をめぐる生元素循環のモデル化
本編は、海底、海底境界層の定義とモニタリング手法から始まり、その手法と分析方法も含めて、その歴史と課題について述べられています。
次に窒素循環における外力としての水及び底質の移動特性、物理場の計測から解析、また沈降粒子のフラックス、堆積物の分解及び溶出、それに加えて微生物、マクロベントスなどバイオターベーションに関連する窒素フラックスといった海底での物質循環を網羅しています。
最後に、海底境界層でのモデルの考え方と構成、現地観測との適応性についてもまとめられています。
海の研究者のための海底環境を学ぶ本として、重宝するのではないでしょうか。
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瀬戸内海を里海に
- 2008-12-22 (月)
- books
無事、体調を改善し、仕事に復帰しました。
おはようございます。zoobioです。
本の紹介ばかりで申し訳ありませんが、今回も本の紹介です。
1章 「里海」構想―瀬戸内海再生の基本理念
2章 瀬戸内海の水質と生物生産過程の変遷
3章 水産資源の再生を考える
4章 水産の多面的機能を環境再生に生かす
5章 住民参加と環境教育による里海づくり
6章 森・川・海をつなげる自然再生―椹野川流域圏の取り組み
7章 沿岸域の統合的管理にむけて
8章 瀬戸内海再生のための試論
瀬戸内海は、昔から漁業が盛んで人と密接に関わってきた豊かな海。
その背景には、閉鎖的な地形で、非常に穏やかであるということと、水深が浅いことが特徴です。
そういったことが魚をはじめとする生物にとって住みやすい環境となっていると言われています。
この本は、そんな瀬戸内海の変遷を、水産学、社会学、工学の観点から捉えて、近年問題となっている赤潮や貧酸素水塊などの環境問題の解決に向けたアプローチを論じています。そこから将来に向けての統合的な管理手法の提案がなされています。
里海という言葉は、近年取り上げられていますが、どうにもしっくりきません。そんな人は一度読んでみてはどうでしょうか。
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瀬戸内海事典
- 2008-12-18 (木)
- books
瀬戸内海は広いようです。
こんばんわ、zoobioです。
また瀬戸内海の本ですが、お付き合いください。

第1編 知られざる瀬戸内海(人がつくった白砂青松瀬戸内っ子は酢が大好き ほか)
第2編 自然との共生(自然・環境風景・観光)
第3編 人々のくらし(食す・住む・造る・祈る・祈る・おんなの力・はなす・うたう・地名
近・現代文学に描かれた瀬戸内海島を歩く)
第4編 産業・交通(産業交通・運輸)
第5編 瀬戸内海と地中海
世界でも有数の閉鎖的な海域である瀬戸内海を対象に、歴史、文化、地理、経済などなど多分野にわたってまとめられたものです。
特に最近では、田舎でのコミュニケーションや一次産業などが取り上げられつつある中で、海の重要性を学ぶには一般の人でも参考になると思われます。
また専門家にとっても、他分野に触れることができ、普段と異なる視点で捉えることができるでしょう。
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瀬戸内海の海底環境
- 2008-12-18 (木)
- books
瀬戸内海は広くて狭い海です。
こんばんわ、zoobioです。
今回紹介する本は、海砂の採取で問題となった瀬戸内海の海底に関する本です。
第1章 はじめに
第2章 瀬戸内海の成立と海底地形
第3章 瀬戸内海の堆積速度と堆積物の重金属濃度
第4章 瀬戸内海の底泥輸送
第5章 瀬戸内海の底質・ベントスの変化
第6章 瀬戸内海底泥からのリン・窒素の溶出
第7章 瀬戸内海の貧酸素水塊
第8章 海砂問題
第9章 おわりに
瀬戸内海は、世界でも有数の水産業界が活発な閉鎖的な海です。特に養殖業が盛んです。
もちろんそれだけじゃなくて、干潟ではアサリがたくさん取れるし、たくさんの種類の魚も取れます。
一方で、赤潮やノリの色落ち問題、貧酸素水塊の発生、海底のヘドロ化などなど、問題を挙げるときりがないです。
この本は、これまで経済活動だけを求めてきた人間のつけがもたらす環境悪化のメカニズムなど詳しく述べられています。
海がどんなことになってるのか、興味ある方は一度見てみてはいかがでしょうか。
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